日本イギリス哲学会 / Japanese Society for British Philosophy

『イギリス哲学研究』バックナンバー(第33号〜)

第38号(2015年)

特別講演

経験論と新哲学―ロック、ボイル、シドナム― 平野 耿 5

論文

D. G. リッチーとJ. A. ホブスン ―財産権についての比較考察―
尾崎 邦博 15
ヒュームの「第一原理」と「青の欠けた色合い」 成田 正人 27
ジョン・ロックと困窮者の生存権 渡邊 裕一 43

書評

小畑俊太郎『ベンサムとイングランド国制―国家・教会・世論』 高島 和哉 59
佐々木憲介『イギリス歴史学派と経済学方法論争』 上宮 智之 61
芝田秀幹『ボザンケと現代政治理論
                     ―多元的国家論、新自由主義、コミュニタリアニズム』
姫野 順一 63
田中秀夫『アメリカ啓蒙の群像
                        ―スコットランド啓蒙の影の下で 1723-1801』
篠原 久 65
野原慎司『アダム・スミスの近代性の根源
                        ―市場はなぜ見出されたのか』
森岡 邦泰 67
原田健二朗『ケンブリッジ・プラトン主義―神学と政治の連関』 山田 園子 69
山田園子『ジョン・ロックの教会論』 沼尾 恵 71
行安茂編『イギリス理想主義の展開と河合栄治郎
                        ―日本イギリス理想主義学会設立10周年記念論集』
小田川 大典 73
フィリッパ・フット(高橋久一郎監訳)『人間にとって善とは何か
                        ―徳倫理学入門』
林 誓雄 75
J・G・A・ポーコック(犬塚元監訳)『島々の発見
                        ―「新しいブリテン史」と政治思想』
 
木村 俊道
 
77
B. Eggleston, D. Miller (eds.), The Cambridge Companion to
                        Utilitarianism
児玉 聡 79
M. Tolonen, Mandeville and Hume: Anatomists of Civil Society 壽里 竜 81

学会展望

ヒューム研究の現在 萬屋 博喜・
森 直人・
犬塚 元
83

国際学会報告

国際功利主義学会 ‘Happiness and Human Well-being Reconsidered: Concept, History and Measurement’ (2014年8月20~22日、横浜国立大学) 成田 和信・
山本 圭一郎・
小畑 俊太郎
95

特別寄稿

スコットランド独立投票について 富田 理恵 101

第38回大会報告


シンポジウムI 近代コモンウェルス論の展開
                        ―ブリテン・ヨーロッパ・世界―
第1報告 合邦問題とヨーロッパ連邦
                         ―A.フレッチャーのコモンウェルス論―
村松 茂美 103
第2報告 バークにおける帝国とコモンウェルス 苅谷 千尋 105
第3報告 コモンウェルスとリベラリズム、帝国主義 半澤 朝彦 107
司会者による総括 岩井 淳・
犬塚 元
109
シンポジウムII マンデヴィル『蜂の寓話』刊行300年
第1報告 マンデヴィルの道徳哲学 柘植 尚則 110
第2報告 マンデヴィルとフランスのコンテキスト
                        ―奢侈論争との関連で―
米田 昇平 112
第3報告 マンデヴィルとスミス 野原 慎司 114
司会者による総括 坂本 達哉・
大石 和欣
116

部会報告

第93回関東部会 荒井 智行・
蝶名林 亮
117
第50回関西部会 西内 亮平・
武井 敬亮・
川名 雄一郎
119
第94回関東部会 立川 潔・
萬屋 博喜
122
第51回関西部会 豊川 祥隆・
竹澤 祐丈
125

第37号(2014年)

会長講演

方法への関心 只腰 親和 5

論文

18世紀前半におけるイングランド国教会と奴隷制
                        ―キリスト教徒奴隷の自由―
青柳 かおり 15
ロールズとシジウィック ―反照的均衡概念をめぐって― 池田 誠 31
アダム・スミスの同胞感情概念から見た正義 木宮 正裕 45
ベンサムの私的倫理論 ―幻惑とデオントロジー― 高島 和哉 61
「事実があたえられているのに、なぜ虚構を探し求めるのか」
                        ―フィルマーの契約説批判とロックによる再構築―
古田 拓也 77
ホッブズ『リヴァイアサン』における代表の構造 和田 泰一 93
ヒューム知性論における「一般規則」と二つの「全面的懐疑論」 渡辺 一弘 109

書評

有江大介編『ヴィクトリア時代の思潮とJ.S.ミル
                        ――文芸・宗教・倫理・経済』
土方 直史 127
戒能通弘『近代英米法思想の展開
                        ――ボッブズ=クック論争からリアリズム法学まで』
桜井 徹 129
川名雄一郎『社会体の生理学――J.S.ミルと商業社会の科学』 松井 名津 131
佐藤岳詩『R.M.ヘアの道徳哲学』 江口 聡 133
高村夏輝『ラッセルの哲学[1903-1918]
                        ――センスデータ論の破壊と再生』
櫻木 新 135
田中正司『アダム・スミスの認識論管見』
           ――自己・生命・モラルをめぐるディスコースと人道協会』
只腰 親和 137
平石耕『グレアム・ウォーラスの思想世界
                        ――来たるべき共同体論の構想』
井上 弘貴 139
村松茂美『ブリテン問題とヨーロッパ連邦
                        ――フレッチャーと初期啓蒙』
森 直人 141
デイヴィッド・ヒューム(伊勢俊彦・石川徹・中釜浩一訳)
                        『人間本性論 第三巻 道徳について』
 
奥田 太郎
 
143
ジョン・フォーテスキュー(直江眞一訳)『自然法論』
                        
 
戒能 通弘
 
145
C. Cuttica and G. Burgess eds., Monarchism and Absolutism in Early Modern Europe 古田 拓也 147
Markku Peltonen, Rhetoric, Politics and Popularity in Pre-Revolutionary England 木村 俊道 149
Galen Strawson, Locke on Personal Identity: Consciousness and Concernment 一ノ瀬 正樹 151

学会展望

ベンサム研究の現在 高島 和哉・
小畑 俊太郎・
板井 広明
155

国際学会報告

国際アダム・スミス学会(IASS)・18世紀スコットランド研究学会(ECSSS)共催「アダム・スミスの時代におけるスコットランド、ヨーロッパ、帝国、およびその後」(2013年7月3~6日、パリ第4大学) 野原 慎司 161

第37回大会報告

シンポジウムI バークリ『三対話』刊行300年
第1報告 バークリー『三対話』における「常識への還帰」
                         ―理性と習慣の調和としての常識―
中野 安章 167
第2報告 バークリにおける「精神の形而上学」 竹中 真也 169
第3報告 バークリの「能動/受動」が懐胎する積極的ゆらぎ
                        ―『三対話』に発する数学観を手がかりに―
一ノ瀬 正樹 171
司会者による総括 伊勢 俊彦・
久米 暁
173
シンポジウムII イギリス思想とアメリカ
第1報告 イギリス思想とアメリカ ―17世紀クェイカーの宗教思想― 西村 裕美 174
第2報告 アメリカ啓蒙 ―スコットランドとイングランドの貢献― 田中 秀夫 176
第3報告 プラグマティズムと形而上学
                        ―ジェイムズとシラーを中心に―
冲永 宜司 178
司会者による総括 岩井 淳・
松井 名津
180

部会報告

第91回関東部会 伊野 連・
佐藤 暁
183
第48回関西部会 甲田 太郎・
嘉陽 英朗・
桑島 秀樹
185
第92回関東部会 井之口 智亮・
竹中 久留美
188
第49回関西部会 武井 敬亮・
澤田 和範
190

第36号(2013年)

記念講演

ハビット論による実体概念の変革
             ―ジョナサン・エドワーズの哲学と神学―
森本 あんり 5

会長講演

デイヴィッド・ヒュームの読み方 中才 敏郎 17

論文

ロック経験論のルーツ―実験哲学から経験主義へ― 青木 滋之 29
エドマンド・バークの帝国論―自由と帝国のジレンマ― 苅谷 千尋 43
バークリとモリニュー問題について 野村 智清 59

書評

岩井淳編『複合国家イギリスの宗教と社会』 小林 麻衣子 75
坂本達哉『ヒューム 希望の懐疑主義――ある社会科学の誕生』 伊藤 誠一郎 77
塩谷清人『ダニエル・デフォーの世界』 村松 茂美 80
高田純『カント実践哲学とイギリス道徳哲学
                                                ――カント・ヒューム・スミス』
矢嶋 直規 82
遠山隆淑『「ビジネス・ジェントルマン」の政治学
                     ――W・バジョットとヴィクトリア時代の代議政治』
小田川 大典 84
松永幸子『近世イギリスの自殺論争
           ――自己・生命・モラルをめぐるディスコースと人道協会』
久保田 顕二 86
矢嶋直規『ヒュームの一般的観点――人間に固有の自然と道徳』 勢力 尚雅 88
アダム・スミス『法学講義1762~1763』
                                      水田洋・篠原久・只腰親和・前田俊文訳
新村 聡 90
デイヴィッド・ヒューム『人間本性論 第二巻 情念について』
                                                  石川徹・中釜浩一・伊勢俊彦訳
 
真船 えり
 
92
Annette C. Baier, The Cautious Jealous Virtue: Hume on Justice 林 誓雄 94
Ben Eggleston, Dale E. Miller, and David Weinstein eds., John Stuart Mill and the Art of Life 山本 圭一郎 96
Jacqueline Rose, Godly Kingship in Restoration England: the Politics of the Royal Supremacy 1660-1688 武井 敬亮 98
Glenn Burgess, British Political Thought, 1500-1660: The Politics of the Post-Reformation 竹澤 祐丈 100

学会展望

バークリ研究の現在 戸田 剛文 103

国際学会報告

第12回国際功利主義学会(The International Society for Utilitarian Studies: ISUS)ニューヨーク大会(2012年8月)に参加して 有江 大介 109

第36回大会報告

シンポジウムI イギリスにおける「正義」の諸相
第1報告 ハリントンにおける正義に基づいた民衆統治と
             デモクラシーのあわい
竹澤 祐丈 113
第2報告 ヒュームのコンヴェンション概念における共同性の契機に
             関する考察―正義・統治・国際関係に即して―
森 直人 115
第3報告 20世紀初頭におけるニュー・リベラリズムと
             「正義」のコンテキスト
姫野 順一 117
司会者による総括 山田 園子 119
シンポジウムII 現代のイギリス哲学
             ―ラッセル『哲学の諸問題』出版100年を記念して―
第1報告 知覚の哲学の現在―「素朴実在論」は復活しうるか― 小草 泰 120
第2報告 功利主義者としてのラッセルと20世紀の倫理学の発展 児玉 聡 122
第3報告 なぜ無ではなく何かが存在するのか
             ―20世紀イギリス哲学における形而上学の盛衰―
伊佐敷 隆弘 124
司会者による総括 伊勢 俊彦・中釜 浩一 126

部会報告

第89回関東部会 矢嶋 直規・
野村 智清
129
第46回関西部会 岸野 浩一・
武井 敬亮・
苅谷 千尋
131
第90回関東部会 沼尾 恵
相松 慎也
134
第47回関西部会 岡本 慎平・
豊川 祥隆・
中野 安章
136

第35号(2012年)

論文

イングランドにおける法の支配に関する「法思想史的」考察
             ―クック、ヘイル、ブラックストーンを中心に―
戒能 通弘 5
ロックにおける暗黙の同意
             ―明示の同意との区別について―
小城 拓理 21
エドマンド・バークの「社会契約」論 高橋 和則 37
ニューリベラリズムによるボザンケ批判の再考
             ―倫理、国家、福祉をめぐって―
寺尾 範野 53
ヒューム『人間本性論』における性格あるいは人柄
  ―人格の同一性の観点から見た性格の概念についての一考察―
真船 えり 69

書評

青木裕子『アダム・ファーガスンの国家と市民社会
             ―共和主義・愛国心・保守主義』
福田 名津子 85
一ノ瀬正樹『確率と曖昧性の哲学』 渡辺 一弘 87
今村健一郎『労働と所有の哲学 ―ジョン・ロックから現代へ』 門 亜樹子 89
児玉聡『功利と直観 ―英米倫理思想史入門』 鈴木 真 91
佐々木武・田中秀夫編『啓蒙と社会 ―文明観の変容』 森岡 邦泰 93
指昭博『イギリス宗教改革の光と影』 富田 理恵 95
只腰親和・佐々木憲介編『イギリス経済学における
             方法論の展開 ―演繹法と帰納法』
太子堂 正称 97
仲丸英起『名誉としての議席』 松園 伸 99
森直人『ヒュームにおける正義と統治 ―文明社会の両義性』 壽里 竜 101
ヒューム『ヒューム政治論集』田中秀夫訳
          『ヒューム道徳・政治・文学論集[完訳版]』田中敏弘訳
 
坂本 達哉
 
103
J. S. ミル『宗教をめぐる三つのエッセイ』大久保正健訳 川名 雄一郎 106
J. S. ミル『J. S. ミル功利主義論集』川名雄一郎・山本圭一郎訳 成田 和信 108
Fonna Forman-Barzilai, Adam Smith and the Circles of
             Sympathy: Cosmopolitanism and Moral Theory
木宮 正裕 110
Willie Henderson, The Origins of David Hume's Economics 伊藤 誠一郎 112
W. J. Mander, British Idealism: A History 芝田 秀幹 114
Sarah Mortimer, Reason & Religion in the English Revolution:
             The Challenge of Socinianism
山田 園子 116
Nicholas Phillipson, Adam Smith: An Enlightened Life 渡辺 恵一 118
John P. Wright, Hume's 'A Treatise of Human Nature':
             An Introduction
鵜殿 慧 121

学会展望

ハリントンを中心とする近世共和主義思想に関する研究動向と
             その展望
竹澤 祐丈 125
ホッブズ研究の現在 ―ホッブズの忠誠をめぐって 梅田 百合香 140
ホッブズ研究の現在 ―精神史、哲学史 川添 美央子 150

国際学会報告

国際ヒューム学会第38回年次大会
             エディンバラ大学オールド・カレッジ
             (2011年7月18日-23日)
坂本 達哉・
久米 暁・
中村 隆文
107

第35回大会報告

緊急セッション 東日本大震災のなかで
             ─イギリス哲学研究からのメッセージ─
第1報告 大震災を前に考える
             ―18世紀イギリス思想の視点から
坂本 達哉 117
第2報告 死の被害性 一ノ瀬 正樹 170
第3報告 被災者に対する支援は道徳的義務か 樫 則章 171
司会者による総括 桜井 徹 172
 
シンポジウムII ヒューム生誕300年記念シンポジウム
             「いまなぜヒュームか」
第1報告 ヒューム『人間本性論』における性格あるいは人柄
             ─自己あるいは人格の同一性の観点から─
真船 えり 173
第2報告 よりヒューム的な道徳心理学を構想する
             ―共感、コンヴェンション、そして会話─
奥田 太郎 175
第3報告 ヒュームの懐疑主義的啓蒙 壽里 竜 177
第4報告 内乱の歴史叙述と啓蒙の政治学
             ─タキトゥス、ホッブズからヒュームへ─
角田 俊男 179
司会者による総括 坂本 達哉・
一ノ瀬正樹
131
シンポジウムII イギリス思想とヨーロッパの哲学
第1報告 ホッブズと 17 世紀「大陸合理論」の哲学
             ─ライプニッツへの影響を中心に─
伊豆藏 好美 182
第2報告 17・18世紀イギリスにおける公信用をめぐる議論と
             リシュリュー卿
伊藤 誠一郎 184
第3報告 J・S・ミルの政治的課題 矢島 杜夫 186
司会者による総括 川添 美央子 188

部会報告

第87回関東部会 野村 智清・
大島 幸治
191
第44回関西部会 矢口 裕一・
中野 安章・
川名 雄一郎
193
第88回関東部会 柘植 尚則・
春日 潤一
196
第45回関西部会 岡本 慎平・
木宮 正裕・
竹澤 祐丈
141
第30回九州部会 鎌田 厚志 202

第34号(2011年)

特別講演

福澤諭吉と宗教 小泉 仰 5

論文

ヒュームによる「原因」の「定義」 鵜殿 慧 19
バークリにおける精神の形而上学 竹中 真也 35
ヒュームにおける自然法則と偶然的規則性の問題 萬屋 博喜 49

書評

伊佐敷隆弘『時間様相の形而上学』 加地 大介 65
入江重吉『ダーウィンと進化思想』 桜井 徹 67
川添美央子『ホッブズ 人為と自然』 木島 泰三 69
木村俊道『文明の作法―初期近代イングランドにおける政治と社交』 犬塚 元 71
木村竜太『空想と科学の横断としてのユートピア―ウィリアム・モリスの思想』 大久保正健 73
水田洋『アダム・スミス論集』 篠原 久 75
ハチスン『道徳哲学序説』田中秀夫・津田浩一訳 島内 明文 77
ムア『倫理学原理』泉谷周三郎、寺中平治・星野勉訳 児玉 聡 79
スキナー『近代政治思想の基礎』門間都喜郎訳 山根 明大 81
Sean P. Donlan (ed.), Edmund Burke’s Irish Identities 桑島 秀樹 83
Ryan Patrick Hanley, Adam Smith and the Character of Virtue 生越 利昭 85
Thomaz Mastnak (ed.), Hobbes’s Behemoth: Religion and Democracy 山田 園子 87
Emilio Mazza and Emanuele Ronchetti (eds.), New Essays on David Hume 伊勢 俊彦 89
Dennis C. Rasmussen, The Problems and Promise of Commercial Society: Adam Smith’s Response to Rousseau 柘植 尚則 91
Michael W. Taylor, The Philosophy of Herbert Spencer 藤田 祐 93

学会展望

「大反乱」から「ブリテン革命」へ
  ―17世紀中葉の事件をめぐる長き論争
岩井 淳 97

国際学会報告

2010年国際リード・シンポジウム 長尾 伸一 107

第34回大会報告

シンポジウムI イギリス環境倫理思想
第1報告 17世紀イギリスにおける自然観の変遷
              ―進歩思想と農業から
嘉陽 英朗 117
第2報告 「精神の所有物」の継承
―ナショナル・トラストとイングリッシュネスの再構築
大石 和欣 119
第3報告 人間中心主義批判から人間中心主義へ
             ―環境倫理思想の見取り図
蔵田 伸雄 121
司会者による総括 大久保 正健 123
 
シンポジウムII 大正期の日本思想に与えたイギリス思想の影響
第1報告 Political Pluralism の政治思想史的影響 ―中島重を中心に 西田 毅 124
第2報告 長谷川如是閑とL.T.ホブハウス
              ―大正期日本における新自由主義の一断面
織田 健志 126
第3報告 イギリス思想が大正期に与えた影響 鈴木 貞美 128
司会者による総括 名古 忠行・
冲永 宜司
131

部会報告

第85回関東部会 児玉 聡・田中 正司 133
第42回関西部会 林 直樹・天野 真将・竹本 洋 135
第29回九州部会 関口 正司 138
第86回関東部会 高橋 和則・成田 和信 139
第43回関西部会 岸野 浩一・鵜殿 慧・古家 弘幸 141

第33号(2010年)

会長講演

規範理論としてのホッブスの社会契約論 星野勉 5

論文

ジョン・ロックの人格同一性論 今村健一郎 19
ヒュームにおける社交・会話と人間性の増幅― 自然的徳論に関する一考察 林 誓雄 35
Edmund Burke and the Common Law Tradition Reconsidered 佐藤空 51
18世紀後半イギリスにおける人命救助と自殺防止―王立人道協会(Royal Humane Society)の誕生とその思想― 松永幸子 67
現代量子力学から見たポパーの傾向性解釈 高村友也 83
一人称 三平正明 99

書評

三浦永光『ジョン・ロックとアメリカ先住民』 門亜樹子 115
大島幸治『アダム・スミスの道徳哲学と言語論』 八幡清文 117
伊藤邦武『ジェイムズの多元的宇宙論』 冲永宜司 119
吉田寛『ウィトゲンシュタインの「はしご」-『論考』における「像の理論」と「生の問題」』 米澤克夫 121
山本信太郎『イングランド宗教改革の社会史』 富田理恵 125
田中秀夫編著『啓蒙のエピステーメーと経済学の生誕』 坂本達哉 127
中井大介『功利主義と経済学―シジウィックの実践哲学の射程』 上宮智之 129
中澤信彦『イギリス保守主義の政治経済学』 只腰親和 131
名古忠行『福祉の政治学』 村井路子 133
行安茂『近代日本の思想家とイギリス理想主義』 泉谷周三郎 135
山岡龍一『西洋政治理論の伝統』 大澤麦 137
オークショット『リヴァイアサン序説』中金聡訳 川添美央子 139
Roger Woolhouse, Locke: A Biography 青木滋之 141
Simon Blackburn, How to read Hume 伊勢俊彦 143
Annette Baier, Death and Character: Further reflections on Hume 中才敏郎 145
R. J. E. Kail, Projection and Realism in Hume’s Philosophy 萬屋博喜 147
C.L. Ten (ed.), Mill’s On Liberty: A Critical Guide 米原優 149
A Rosenberg and D. W. McShea, Philosophy of Biology: A Contemporary Introduction, Routledge 久保田顕二 151

国際学会報告

アダム・スミスの哲学――『道徳感情論』刊行250周年記念会議 新村聡 155

第33回大会報告

シンポジウムI アダムスミス『道徳感情論』出版250年を記念して
第1報告 <市民>と<有徳な人>――もう一つのアダムスミス問題―― 柘植尚則 157
第2報告 アダムスミスの近代自然法学批判と経済学の成立 新村聡 159
第3報告 『道徳感情論』における徳の政治学 渡辺恵一 160
司会者による総括 只腰親和 162
 
シンポジウムII ダーウィンと現代
第1報告 社会ダーウィニズムとスペンサー 藤田祐 163
第2報告 ダーウィンと現代 横山輝雄 165
第3報告 ダーウィンの残した思考ツール:近年の生物学哲学の話題から 伊勢田哲治 167
司会者による総括 入江重吉・桜井徹 169

部会報告

第28回九州部会 篠原佑美 171
第40回関西部会 薮本沙織・苅谷千尋 172
第41回関西部会 山川仁・奥田太郎・竹澤祐丈 174
第84回関東部会 山根明大・竹中真也 177
第85回関東部会 今村健一郎・木島泰三 179

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