日本イギリス哲学会 / Japanese Society for British Philosophy

『イギリス哲学研究』バックナンバー(第23号〜第32号まで)


第32号(2009年)

記念講演

 

 

目次

 

自己存在意識の発生と崩壊――共存のための論理を求めて―― 

春日 喬

5

論文

 

 

 

 

ロックの自然法について

小城 拓理

27

 

アダム・スミスにおける有用性と功利的デザイン論

矢島 壮平

41

 

 ヘアの普遍化可能性原理の形式性について

佐藤 岳詩

57

 

ロールズのJ・Sミル解釈

池田 誠

75

 

言語行為論と政治的自由――「談話のコントロールとしての自由」をめぐって――

森 達也

91

書評

 

 

 

 

青柳かおり『イングランド国教会 包括と寛容の時代』

山田 園子

107

 

安藤馨『統治と功利』

井上 彰

109

 

戸田剛文『バークリ-観念論・科学・常識-』

一ノ瀬正樹

111

 

野村恭史『ウィトゲンシュタインにおける言語・論理・世界―『論考』の生成と崩壊―』

米澤 克夫

114

 

濱真一郎『バーリンの自由論 ― 多元論的リベラリズムの系譜』

森 達也

117

 

福岡安都子『国家・教会・自由―スピノザとホッブズの旧約テクスト解釈を巡る対抗』

梅田 百合香

119

 

山田奨治『海賊版の思想 18世紀英国の永久コピーライト闘争』

嘉陽 英朗

121

 

指 昭博編『王はいかに受け入れられたか――政治文化のイギリス史』

岩井 淳

123

 

コリン・マッギン著 五十嵐靖博・荒川直哉訳『マインドサイト―イメージ・夢・妄想―』

冲永 宜司

125

 

J. G. A. ポーコック著、田中秀夫・奥田敬・森岡邦泰訳『マキァヴェリアン・モーメント』

小林 麻衣子

127

 

ジョン・ロック著、マーク・ゴルディ編、山田園子・吉村伸夫訳『ロック政治論集』

三浦 永光

129

 

Charles Taylor,A Secular Age,Harvard U.P, 2007

辻 康夫

131

 

Iain McLean, Adam Smith, Radical and Egalitarian: An Interpretation for the Twenty-First Century,Edinburgh University Press, 2006

渡辺 恵一

133

 

Micheal Dummett,Thought and Reality,Oxford University Press 2006

中釜 浩一

135

 

Paul Russell,The Riddle of Hume's Treatise: Skepticism, Naturalism, and Irreligion、Oxford University Press, 2008

久米 暁

137

 

Philip Pettit, Made with Words- Hobbes on Language, Mind, and Politics,Princeton University Press, 2008

和田 泰一

139

 

Quentin Skinner, Hobbes and Republican Liberty,Cambridge University Press, 2008

犬塚 元

141

 

Ryan Nichols,Thomas Reid’s Theory of Perception,Oxford: Clarendon Press, 2007

中才 敏郎

143

学界展望

 

 

 

 

スコットランド啓蒙

篠原 久

147

 

 

 

 

第32回大会報告

 

 

 

 

シンポジウムI イングランド・スコットランド合同のインパクト――合同300周年記念―― 

 

 

 

第1報告 歴史のなかのスコットランド――イングランド関係――

富田 理恵

153

 

第2報告 「合同」と「スコットランド啓蒙」の形成

篠原 久

155

 

第3報告 スコットランド史解釈と1707年――ヒュームの歴史書はなぜ『イングランド史』になったか

犬塚 元

157

 

特定質問者によるコメントと質問

村松 茂美

159

 

司会者による総括

田中秀夫・松園伸

161

 

シンポジウムII 言語行為論の再検討

 

 

 

1報告 言語行為論と政治的自由――「談話のコントロールとしての自由」をめぐって――

森 達也

162

 

第2報告 言語行為と行為の自由

伊勢 俊彦

164

 

第3報告 社会的コミュニケーションの論理的ダイナミクス(II)

山田 友幸

166

 

司会者による総括

一之瀬正樹

168

部会報告

 

 

 

 

第27回九州部会

岩岡 中正

171

 

第38回関西部会

武田 敬亮、竹澤 祐丈、伊勢田 哲治

172

 

第39回関西部会

 藤川 直也、木宮 正裕、中澤 信彦

175

 

第81回関東部会

井上 彰、山本 信太郎

178

 

第82回関東部会

真船 えり、青木 裕子

181

 

 

 

 

 

日本イギリス哲学会第17期役員

 

185

 

編集後記、『イギリス哲学研究』第33号掲載論文の公募

 

186




第31号(2008年)

会長講演

 

 

目次

 

G.E.ムアと自然主義の誤謬

寺中 平治

5

論文

 

 

 

 

シドナムとロック-記述的方法論の継承-

青木 滋之

13

 

アダム・スミスにおける道徳感情の不規則性

島内 明文

35

 

書評

 

 

 

 

飯野勝己『言語行為と発話解釈』(勁草書房、2007年)

山田 友幸

53

 

今関恒夫『バクスターとピューリタニズム』(ミネルヴァ書房、2006年)

山本信太郎

55

 

岩岡中正『ロマン主義から石牟礼道子へ―近代批判と共同性の回復』(木鐸社、2007年)

三浦 永光

57

 

冲永宜司『心の形而上学―ジェイムズ哲学とその可能性―』(創文社、2007年)

魚津 郁夫

59

 

音無道宏編著『功利主義と社会改革の諸思想』(中央大学出版会、2007年)

児玉 聡

61

 

戒能通弘『世界の立法者、ベンサム』(日本評論社、2007年)

山下 重一

63

 

小松佳代子『社会統治と教育―ベンサムの教育思想』(流通経済大学出版会、2006年)

板井 広明

65

 

桜井徹『リベラル優生主義と正義』(ナカニシヤ出版、2007年)

横山 輝雄

67

 

田中浩『思想学事始め』(未来社、2006年)

田中 秀夫

69

 

『哲学の歴史』第6巻「18世紀 知識・啓蒙・経験」(中央公論新社、2007年)

今村健一郎

71

 

『哲学の歴史』第11巻「20世紀II 論理・数学・言語」(中央公論新社、2007年)

中釜 浩一

73

 

村上隆夫『同一性の形而上学』(春秋社、2006年)

大久保正健

75

 

山田園子『ジョン・ロック「寛容論」の研究』(渓水社、2006年)

妹尾 剛光

77

 

マイケル・スミス著、樫則章監訳『道徳の中心問題』(ナカニシヤ出版、2006年)

都築 貴博

79

 

Yasuhiko Tomida, The lost Paradigma of the Theory of Ideas: Essays and Discussions with John W. Yolton, Olms, 2007

下川 潔

81

 

Christopher Whatley, The Scots And the Union , Edinburgh University Press, 2007,Karin Bowie, Scottish Public Opinion and the Anglo-Scottish Union, 1699-1707, Royal Historical Society, 2007.

松園 伸

83

 

Daniel Cary, Locke, Shaftesbury, and Hutcheson, Cambridge U.P. 2006

島内 明文

85

 

John Marshall, John Locke, Toleration and Early Enlightenment Culture, Cambridge U.P. 2006.                      

山田 園子

87

 

M. B. Gill, The British Moralists on Human Nature and the Birth of Secular Ethics, CUP, 2006.

壽里 竜

89

 

Mitchell Green and John N. Williams(ed.). Moore’s Paradox : New Essays on Belief, Rationality, and the First Person, Oxford U.P., 2007.

冲永 宜司

91

 

S. Darwall, The Second-Person Stand Point, Harvard U. P., 2007.

中才 敏郎

93

学界展望

 

 

 

 

21世紀の生物学の哲学 文化的進化への関心の高まり

伊勢田哲治

95

 

 

 

 

第31回大会報告

 

 

 

 

シンポジウムI ジョン・スチュアート・ミル研究の現状と可能性-生誕200年を記念して- 

 

 

 

第1報告 リベラリズムはリフォームされているか-今ミルを読み直す理由-

多胡 智之

103

 

第2報告 J.S.ミルにおける市場と自由-他分野との協働を視野において-

松井 名津

105

 

第3報告 J.S.ミルの幸福論

成田 和信

107

 

特定質問者によるコメントと質問

小田川大典

109

 

司会者による総括

有江 大介

110

 

シンポジウムII 古典経験論と分析哲学

 

 

 

1報告 古典的経験論と自然主義

冨田 恭彦

111

 

第2報告 ロックとリバタリアン-刑罰の正当化論をめぐって-

今村健一郎

113

 

第3報告 必然性および道徳性に関するヒュームの擁護

久米  暁

115

 

司会者による総括

冲永 宜司

117

部会報告

 

 

 

 

第79回関東部会

萬屋 博喜、的射場瑞樹

119

 

第36回関西部会

古内 潤一、渡辺 一弘、林  直樹

121

 

第26回九州部会

木村 俊道

124

 

第80回関東部会

長尾 栄達、島村 久幸

125

 

第37回関西部会

山本圭一郎、竹澤 祐丈、小田川大典

127

 

 

 

 

国際学会報告

 

 

 

 

第12回世界啓蒙会議 Twelfth International Enlightenment Congress

有江 大介

131

 

International Congress on Henry Sidgwick in Catania

Placido Bucolo

133

 

Giovanna Barba




第30号(2007年)

特別講演

 

 

目次

 

イギリス保守主義—バークよりディズレーリまで—

William A. Speck
   
(松園伸 訳)

5

論文

 

 

 

 

リチャード・フッカーと教会統治の可変性
  —イングランド国教会の時代的継続と空間的拡大—

青柳かおり

17

 

ジョン・ロックの責任論

今村健一郎

31

 

言語・発明・想像—ベンサムの科学方法論に関する一考察—

高島和哉

49

 

ロックにおける「信仰問題」とは区別された「理性問題」の意義
  —『人間知性論』と『論理学、別名思考の技法』
     および『プロヴァンシアル』との比較を通じて—

瀧田寧

65

 

ヒュームの正義論の哲学的背景

中村隆文

 79

 

ロック言語論における事実と規範—基本テーゼの分析から—

長尾栄達

97

 

17世紀末イングランド常備軍論争—商業と国制—

野原慎司

111

書評

 

 

 

 

伊勢田哲治・樫則章編『生命倫理学と功利主義』

蔵田伸雄

125

 

一ノ瀬正樹『原因と理由の迷宮』

橋本康二

127

 

梅田百合香『ホッブズ 政治と宗教』

川添美央子

129

 

大西直樹・千葉眞編『歴史のなかの政教分離—英米におけるその起源と展開—』

菅原秀二

131

 

小野功生・大西晴樹編『帝国化するイギリス
               —17世紀の商業社会と文化の諸相』

竹澤祐丈

133

 

金子洋之『ダメットにたどりつくまで』

加地大介

135

 

久米暁『ヒュームの懐疑論』

杖下隆英

137

 

田中浩『ホッブズ』

和田泰一

139

 

土井美徳『イギリス立憲政治の源流
        :前期ステュアート時代の統治と「古来の国制」論』

岩井淳

141

 

名古忠行『ウェッブ夫妻の生涯と思想 イギリス社会民主主義の源流』

村井路子

143

 

三浦永光『環境思想と社会—思想史的アプローチ—』

大久保正健

146

 

S.コリーニ、D.ウィンチ、J.バロウ、永井義雄・坂本達哉・井上義朗訳
  『かの高貴なる政治の科学:19世紀知性史研究』

只腰親和

148

 

Stefan Collini, Absent Minds: Intellectuals in Britain

川名雄一郎

150

 

Istvan Hont, Jealousy of Trade

伊藤誠一郎

152

 

John M. Skorupski, Why Read Mill Today?

山本圭一郎

154

 

Kenneth P. Winkler(ed.), The Cambridge Companion to Berkeley

石川徹

156

 

Knud Haakonssen(ed.), The Cambridge Companion to Adam Smith

篠原久

158

 

Nikolas Griffin(ed.), The Cambridge Companion to Bertrand Russell

中釜浩一

160

30回
 大会報告

 

 

 

 

シンポジウム㈵:日本イギリス哲学会30周年記念シンポジウム
 —イギリス哲学研究の原状と展望—

 

 

 

 第1報告 問の方向転換—20世紀「イギリス哲学」の基本特徴

中釜浩一

163

 

 第2報告 歴史的慎慮の行方—イギリス政治哲学の変容と持続—

押村高

165

 

 第3報告 帝国と文明のブリテン思想史をめぐる「用語」分析の可能性

深貝保則

167

 

 特定質問者によるコメントと質問

山岡龍一

169

 

 司会者による総括

只腰親和

171

 

シンポジウム㈼:イギリス思想におけるプロバビリティ

 

 

 

 第1報告 ジョン・ロック『人間知性論』第4巻における
        「事実問題」「理性問題」「信仰問題」

瀧田寧

172

 

 第2報告 ヒュームのプロバビリティ論

古賀勝次郎

174

 

 第3報告 ジェヴォンズにおける確率論と経済学

千賀重義

176

 

 司会者による報告

一ノ瀬正樹

178

部会研究例会報告

 

 

 

 

77回関東部会

長谷川悦宏・杉本隆司

180

 

34回関西部会

戸田剛文・竹澤祐丈・野原慎司

182

 

25回九州部会

久野真大

185

 

78回関東部会

大谷弘・島内明文

186

 

35回関西部会

田中秀夫・西村正秀

189

学界展望

 

 

 

 

イギリス「帝国」研究の現在—近代初期Early Modernの観点から—

松園伸

192

国際学会報告

 

 

 

 

「第33回ヒューム・コンファレンスに参加して」

壽里竜

195

 

2つのJ.S.ミル生誕200年研究集会
     (2006年4月ロンドン;2006年9月横浜)に参加して

深貝保則

197

30号
記念企画

 

 

 

 

「最も重要なイギリス哲学者は誰か」

一ノ瀬正樹

200

 

 

 

 

 

日本イギリス哲学会第16期役員

 

203

 

編集後記、『イギリス哲学研究』第31号の掲載論文の公募

 

204

 




29号(2006年)

会長講演

 

 

目次

 

啓蒙、共和主義、経済学——偶然を超えて——

田中秀夫

5

論文

 

 

 

 

なぜエモーティヴな意味は非認知とされるか——道徳感情説の擁護——

神野慧一郎

19

 

制作と二つの自然——ホッブズの『物体論』に関する一考察——

川添美央子

35

 

ロックのデカルト批判——実体の本質をめぐって——

青木滋之

49

 

ヒューム哲学における神の信念
 ——デザイン論証批判と、人間本性からの信仰論——

小林優子

69

 

ヒュームにおける抽象観念論の意義——「一般的観点」の認識論的基礎——

矢嶋直規

 87

 

ジョン・オースティンの功利主義とJ・S・ミル

川名雄一郎

103

学界展望

 

 

 

 

近世スコットランド史の研究動向——16・17世紀の思想史を中心に——

小林麻衣子

119

 

ミル研究の現在

山本圭一郎・川名雄一郎

126

書評

 

 

 

 

寺中・大久保編『イギリス哲学の基本問題』

神野慧一郎

135

 

大久保正健『人称的世界の倫理』

成田和信

138

 

岩井淳・大西晴樹編『イギリス革命論の軌跡』

大澤麦

140

 

妹尾剛光『ロック宗教思想の展開』

山田園子

142

 

大森雄太郎『アメリカ革命とジョン・ロック』

生越利昭

144

 

中才敏郎編『ヒューム読本』

桂木隆夫

146

 

山崎 怜『アダム・スミス』

篠原久

148

 

名古忠行『ウィリアム・モリス』

岩岡中正

150

 

松園伸・山岡龍一編『藤原保信著作集9 自由主義の再検討』

森川輝一

152

 

D・キャナダイン編『いま歴史とは何か』

泉谷周三郎

154

 

デイヴィッド・ミラー『政治哲学』

下川潔

156

 

J. Scott, Commonwealth Principles

田中秀夫

158

 

T. Hobbes, Writings on Common Law and Hereditary Right

竹澤祐丈

160

 

J. Alvey, Adam Smith: Optimist or Pessimist?

田中正司

162

 

S. Fleischacker, On Adam Smith's Wealth of Nations: A Philosophical Companion

太子堂正称

164

 

G. Yaffe, Manifest Activity: Thomas Reid's Theory of Action

朝廣謙次郎

166

 

H. West, An Introduction to Mill's Utilitarian Ethics

山本圭一郎

168

 

N. Capaldi, John Stuart Mill: A Biography

川名雄一郎

170

 

D. Leighton, The Greenian Moment: T. H. Green, Religion and Political Argument in Victorian Britain

米典子

172

 

B. Schultz, Henry Sidgwick-Eye of the Universe: An Intellectual Biography

行安茂

174

 

M. Ignatieff, The Lesser Evil: Political Ethics in an Age of Terror

濱真一郎

176

29回
 大会報告

 

 

 

 

シンポジウム㈵:近代イギリス思想における戦争と平和

 

 

 

 第1報告 現代功利主義は戦争の倫理性について何を言えるか

伊勢田哲治

178

 

 第2報告 正戦論と力の論理

太田義器

180

 

 第3報告 価値多元論の哲学と暴力という悪
  ——バーリンとイグナティフに即して——

濱真一郎

182

 

 特定質問者によるコメントと質問

小田川大典・五野井郁夫

184

 

 司会者による総括

山岡龍一

187

 

シンポジウム㈼:時間論

 

 

 

 第1報告 古典的時間論——アリストテレスとロックの場合——

大久保正健

188

 

 第2報告 過去の過去性

入不二基義

190

 

 第3報告 実体と時制

加地大介

192

 

 司会者による総括

伊勢俊彦

194

部会研究例会報告

 

 

 

 

75回関東部会

春日潤一・矢嶋直規・小林優子

195

 

32回関西部会

青木滋之・桜井徹

198

 

23回九州部会

村松茂美

200

 

76回関東部会

石井友人・高村寛彦

201

 

33回関西部会

中澤信彦・伊勢俊彦

204

国際学会報告

 

 

 

 

32回ヒューム学会大会に参加して

森直人

207

 

国際シンポジウム「ケンブリッジ・モーメント」に参加して

高山裕二・的射場瑞樹

209

 

 

 

 

 

日本イギリス哲学会第15期役員

 

215

 

編集後記

 

216

 

『イギリス哲学研究』第30号の掲載論文の公募

 

216

 

 

 

 

 




28号(2005年)

記念講演

 

 

目次

 

因果性批判と懐疑論

山本建郎

5

論文

 

 

 

 

アイザイア・バーリンの捉える反啓蒙主義思想の端緒 ——実存的歴史観を手がかりとして ——

森達也

19

 

ジョン・ロックの経済認識 ——トレードと公共善について ——

門亜樹子

33

 

正義と効用 ——スミスとヒュームの正議論の検討——

島内明文

47

 

ロックとボイルの比較 ——ロックの道徳論の背景として ——

三原就平

63

書評

 

 

 

 

柘植尚則『良心の興亡--近代イギリス道徳哲学研究--』
トマス・リード、朝広謙次郎訳『心の哲学』
長尾伸一『トマス・リード--実在論・幾何学・ユートピア--』

行安茂

79

 

Terence Cuneo and Rene van Woudenberg(eds.), The Cambridge Companion to Thomas Reid

篠原久

81

 

成田和信『責任と自由』

奥田太郎

84

 

ディヴィッド・ヒューム著、斉藤繁雄・一ノ瀬正樹訳『人間知性研究−付・人間本性論摘要』

神野慧一郎

86

 

杉原四郎『自由と進歩−J・S・ミル研究(杉原四郎著作集㈼)』

川名雄一郎

89

 

中神由美子『実践としての政治、アートとしての政治−ジョン・ロック政治思想の再構成』

山田園子

91

 

愛敬浩二『近代立憲主義思想の原像:ジョン・ロック政治思想と現代憲法学』

山岡龍一

93

 

田中正司『経済学の生誕と『法学講義』』

伊藤誠一郎

95

 

永井義雄・柳田芳伸・中澤信彦編『マルサス理論の歴史的形成』

水田健

98

 

Justin Champion, Republican Learning: John Toland and the Crisis of Christian Culture, 1696-1722

竹澤祐丈

100

 

Jerry A. Fodor, HUME VARIATIONS

中才敏郎

102

 

Robert J. Fogelin, A Defense of Hume on Miracles

久米暁

104

 

Pierre Force, Self-Interest before Adam Smith: A Genealogy of Economic Science

柘植尚則

106

 

Frederick Rosen, Classical Utilitarianism from Hume to Mill

永井義雄

108

 

Niall Shanks, God, The Devil, and Darwin

桜井徹

110

 

Nadia Urbinati, Mill on Democracy: From the Athenian Polis to Representative Government

小田川大典

112

 

Timothy Williamson, Knowledge and its Limits

一ノ瀬正樹

114

大会報告

 

 

 

 

シンポジウム㈵:ジョン・ロックの遺産(没後300年)

 

 

 

 自由主義政治思想家ロックと植民地支配の理論家ロック

三浦永光

117

 

 環境倫理に対するロック哲学の関わりについて

久保田顕二

119

 

 政治理論へのロックの遺産:寛容論の場合

大澤麦

121

 

 特定質問者による批判的コメント

下川潔

123

 

 司会者による総括

山岡龍一

126

 

シンポジウム㈼:ポパー哲学の方法とその射程

 

 

 

 知識の成長と進化論的認識論

寺中平治

127

 

 ポパーにおける合理性と自由の問題

神野慧一郎

129

 

 自由社会と意図せざる帰結

吉澤昌恭

131

 

 司会者による総括

立花希一

133

部会例会報告

 

 

 

 

73回関東部会

今村健一郎、柘植尚則

135

 

30回関西部会

三原就平、戒能通弘

137

 

74回関東部会

青木裕子、小畑俊太郎

139

 

31回関西部会

佐藤一進、村井路子、神崎宣次

142

 

22回九州部会

遠山隆淑

145

学界展望・    学会報告

 

 

 

 

1回イギリス理想主義研究会報告

行安茂

147

 

31回ヒューム学会年次大会(東京)への道

坂本達哉

151

 

ロック没後300年学会−オックスフォード便り

青木滋之

158

 

 

 

 

 

日本イギリス哲学会役員

 

161

 

編集後記

 

162

 

『イギリス哲学研究』第29号の公募論文のお知らせ

 

162

 

 

 

 

 




第27号(2004年)

会長講演

 

 

目次

 

J.S.ミルの正義論

泉谷周三郎

5

論文

 

 

 

 

欲求の保留としての意志の自由 —ジョン・ロック自由論の整合的解釈を目指して—

佐々木拓

21

 

自然と人為の対立とその政治的含意 —T・H・ハクスリーの進化社会理論—

藤田祐

39

 

意識流の存在論的位置づけ —W・ジェイムズの前期思想を中心に—

冲永宜司

55

 

 

 

 

学界展望

 

 

 

 

倫理学(1)倫理思想史

柘植尚則

70

 

倫理学(2)現代—バーナード・ウィリアムズの逝去に寄せて

成田和信

74

書評

 

 

 

 

永井義雄『ベンサム』

児玉聡

79

 

ジョン・スチュアート・ミル著、山下重一訳註『評註 ミル自伝』

下條慎一

81

 

中野好之『バークの思想と現代日本人の歴史観 —保守改革の政治哲学と皇統継承の理念—』

真嶋正巳

83

 

土方直史『ロバート・オウエン』

諸泉俊介

85

 

ジョン・ミルトン著、新井明・野呂有子訳『イングランド国民のための第一弁護論および第二弁護論』

大西晴樹

87

 

伊藤邦武『偶然の宇宙』

伊勢俊彦

89

 

木村俊道『顧問官の政治学 —フランシス・ベイコンとルネサンス期イングランド—』

小林麻衣子

91

 

Martin Van Gelderen and Quentin Skinner (eds.), Republicanism: A Shared European Heritage, 2 vols.

犬塚元

93

 

Jeffrey M. Suderman, Orthodoxy and Enlightenment: George Campbell in the Eighteenth Century

篠原久

95

 

Alexander Broadie(ed.),The Cambridge Companion to the Scottish Enlightenment

太子堂正称

97

 

Julia Rudolph, Revolution by Degrees: James Tyrrell and Whig Political Thought in the Late Seventeenth Century

村松茂美

99

部会研究例会報告要旨

 

 

 

 

71回関東部会(6月28日)

中野好之

102

 

28回関西部会(7月5日)

太子堂正称
桑島秀樹 名古忠行

103

 

21回九州部会(9月 27日)

朝倉拓郎

106

 

72回関東部会(11月 29日)

広瀬武志 米原優

107

 

29回関西部会(12月 6日)

門亜樹子 島内明文

110

追悼文

 

 

 

 

田村秀夫名誉会員の逝去を悼む

土方直史

113

海外学会報告

 

 

 

 

30回ヒューム学会大会に参加して

壽里竜

115

 

オックスフォード点描

一ノ瀬正樹

118

 

 

 

 

 

日本イギリス哲学会役員

 

123

 

『イギリス哲学研究』第28号の公募論文のお知らせ

 

124

 

編集後記

 

124

 




第26号(2003年)

論文

 

 

 

 

英国経験論との対比から見たカントとポパーの哲学

土屋盛茂

5

 

ロックの物そのもの : ヨルトン説の批判的検討

青木滋之

21

 

アダム・ファーガスンの道徳哲学の方法と、スコットランド哲学の伝統

福田名津子

39

 

ポーコックにおけるバーク

末富浩

53

 

行為の理由の内的解釈について : ウィリアムズの議論を中心に

鶴田尚美

73

学界展望

 

 

 

 

美学

浜下昌宏

87

書評

 

 

 

 

一之瀬正樹『原因と結果の迷宮』

中才敏郎

92

 

海保眞夫『文人たちのイギリス18世紀』

中野好之

94

 

神野慧一郎『われわれはなぜ道徳的か: ヒュームの考察』

伊勢田哲治

96

 

ポパー研究会編『批判的合理主義』 第一巻 基本的諸問題

寺中平治

98

 

クェンティン・スキナー著、梅津順一訳『自由主義に先立つ自由』

桜井徹

100

 

David Armitage, The Ideological Origins of the British Empire

岩井淳

102

 

Michael Brown, Francis Hutcheson in Dublin, 1719-30: The Crucible of his Thought

生越利昭

104

 

J. G. A. Pocock, Barbalism and Religion, vol. 2, Narratives of Civil Government

天羽康夫

106

部会研究例会報告要旨

 

 

 

 

69回関東部会(7月6 日)

山口正樹  木島泰三

109

 

21回中国・四国部会(7月6日)

福光瑞江

111

 

20回九州部会(9月 14日)

関源太郎

113

 

70回関東部会(11月 30日)

伊藤誠一郎

114

 

27回関西部会(12月 7日)

森直人 濱真一郎 久米暁

115

部会研究例会報告要旨再録

 

 

 

 

20回中国・四国部会(2001年7月14日)

小田川大典

119

 

59回関東部会(1997年7月12日)

瀧田寧

120

海外学会報告

 

 

 

 

T. H. Green and Contemporary Philosophy の会議に出席して

行安茂

122

 

「合邦と18世紀スコットランドの文化的アイデンティティー」国際会議

田中秀夫

125

 

 

 

 

 

日本イギリス哲学会役員

 

130

 

『イギリス哲学研究』第27号の公募論文のお知らせ

 

131

 

編集後記

 

132