関東部会第70回研究例会

  • 日時: 2002年11月30日(土) 午後1時〜3時
  • 場所: 早稲田大学西早稲田キャンパス 1号館地下、1-017号室 [ 地図 ]
  • 報告: 「チャールズ・ダヴナントにおける"お世辞"と政治算術」
        報告者: 伊藤 誠一郎(大月市立大月短期大学)
        討論者: 壽里 竜(日本学術振興会特別研究員)

  • 報告要旨:
  • 本報告では、十七世紀末から十八世紀初頭イギリスにおいて政治、経済に関わる論争的著作を少なからず残したチャールズ・ダヴナント(1656-1714)の政治算術という分析方法をとりあげる。ダヴナントはウィリアム・ぺティ(1623-1687)の数量データによる社会・経済分析の方法を受容しながらも、ペティのそれに対してはお世辞(flattery)であるとして批判した。それはなぜなのかについて、ダヴナントのネオ・マキャヴェリアンとしての特徴付け、そこにおける「お世辞屋」の位置づけ、当時の新しい知識や「真実(truth)」についての思想史的文脈を考慮に入れながら検討する。


担当 : 星野 勉    (法政大学)
                 山岡 龍一 (放送大学)  yamaoka@u-air.ac.jp

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